福島県南相馬市で取り組んでいる「南相馬菜の花プロジェクト」。
このプロジェクトをさらに発展して、現在進められているのが、
「油菜の里」構想です。
菜の花プロジェクトは、南相馬で原発事故以来、従来の農業ができなくなった農地を利用して
農地再生、農業復興を目的に進められてきました。
<菜の花栽培>⇒<菜種収穫>⇒<搾油>⇒<商品化「油菜ちゃん」シリーズの展開>
この過程で出る植物残渣を利用してバイオガスにし、排水は放射性物質を除去すると、
液体肥料として活用できます!
こうすることで地域でエネルギーの生産と循環型農業ができ、さらに除染に役立つのです。
<植物残渣>⇒<バイオガス>⇒<発電・給湯などに利用>⇒<排水の除染>⇒<液肥利用>⇒<菜の花栽培>
このエネルギー生産と、循環型農業、農産物の商品化・販売を軸に、
自立的な地域づくりを描いたのが、「油菜の里」構想です。
そのための第一歩として、南相馬でもバイオガス生産の実験的取り組みを小規模で始めています。
わたしたちチェルノブイリ救援・中部もウクライナでの経験をもとに、
放射性物質の吸着実験を行ったり、アドバイザーとしてこのプロジェクトに協力しています。
今回、新聞記事に取り上げてもらったのが、
バイオガスを作る過程で出る排水の放射性物質吸着実験を行っている様子でした。
(ウクライナでもゼロからバイオガス装置を建設したメンバーが行っています。)
「油菜の里」構想…夢は大きいですが、一歩一歩、進んでいます。
ぜひ応援してください!
- http://chqchubu.blog.fc2.com/tb.php/427-05c04ab2
トラックバック
コメントの投稿