縄文採取生活２８／伊那からのおたより

「ラズベリー」-----------------------------------------------------


ラズベリーとの出会いは２１年前。ウクライナの田舎。

カレンダー・ハウス(日本から送られたカレンダーの販売収入で

購入した移住者用の住宅)の古い農家に付属した小さな果樹園でだった。



ほとんど野生種といって良いようなプラムや洋梨、林檎の木の下に

赤い実をつけたラズベリーがおい茂っていた。摘んで口に含むと

柔らかな香りと甘みがひろがった。

帰国して、この付属果樹園の再現を試みたがなかなか難しい。

それでもラズベリーは成功してちょうど今頃赤い実をつける。




色・香り・味、三拍子そろったジャムの原料だ。